ウェディング業界のお仕事

憧れのブライダルプランナーになるには?仕事の概要と「本当に」必要なスキル

人生の中でもとりわけ大きなイベントである結婚式。幸せを象徴するライフイベントだけに、せっかくの機会だからと自分の思いやこだわりを結婚式に反映したいと考える人はとても多く、それを形にするのがブライダルプランナー(ウェディングプランナー)です。

単に「結婚式を企画する人」と思ったら大間違い!その幅広い仕事内容と、深い役割について知っておきたいことを解説します。

ブライダル業界に就職するには、何よりも即戦力となるスキルとホスピタリティを身に付けることが大切です。

ブライダルプランナー(ウェディングプランナー)の仕事って?

ブライダルプランナー

かつて結婚式と言えば、ある程度形が決まっていました。そのため、そのある程度決まった形を望む人が大半で、ブライダルプランナーの役割もそれほど大きくはなかったと思います。今よりも結婚式のための細かい計画や段取りを取り仕切る人、というイメージが強い職業でした。それが今では、その事情が大きく変わっています。

なぜなら、先ほども述べたように結婚式に対する思いが多様化していて、それを柔軟に形にする立場のプロが求められるようになったからです。その意味では、今のほうが「ブライダルプランナー」という職業は、その名前と仕事の内容が一致していると言っても良いでしょう。

実際のところ、ブライダルプランナーはどんな仕事をしている?

ブライダルプランナー

では実際にプロとして活躍しているブライダルプランナーは、どんな仕事をしているのでしょうか。就職先として考えられるのは、ブライダルプロデュース会社やホテル、結婚式場などが有力です。これらの職場には、これから結婚式を控えている人がお客様として訪れます。

そこで「こんな結婚式にしたい」というご要望を聞くことから仕事が始まりますが、その中には現実的に実現が難しいものも少なくありません。そんな時に「できません」と突っぱねてしまうのであれば、誰にでもできる仕事でしかありません。どうやったらそれに近いことができるか、費用面で厳しいのであれば他にお金を掛けずに実現する方法はないか・・・などなど、そこで問われるのがブライダルプランナーの経験値や知識です。

過去に同様の事例があったのであればそれを提案できるので、話が先に進みやすくなります。この提案力こそ、ブライダルプランナーにとって最大の武器となります。

ウェディングドレスこそ、結婚式の真の主役

ところで最大の武器と言うとブライダルプランナーには絶対に欠かせない知識があります。それは、ウェディングドレスに関する知識です。

どんな結婚式の形であっても、ウェディングドレスが登場しないことはないでしょう。いつの時代も結婚式の主役は花嫁ですが、その花嫁を彩る主役がウェディングドレスであることも変わっていません。希望する結婚式の形やコンセプトに合ったウェディングドレスを提案できるかというのが、ブライダルプランナーにとって一番大切な部分なのです。

大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校もそうですが、ブライダルプランナーの写真を掲載しているパンフレットやホームページに登場するブライダルプランナーの多くは、お客様にウェディングドレスを提案している姿のはずです。それだけ、ブライダルプランナーの仕事を象徴する業務だということですね。

プロになるために持っておきたいスキル

ブライダルプランナーは、職業名が「プランナー」ということからもお分かりのように、企画をするのが主な仕事です。実際には企画したものに対する段取りなど総合的な業務が含まれているのですが、お客様の結婚式に対するふんわりとしたイメージを 1 つずつ形にしていくのがブライダルプランナーです。

そのため総合的な知識が求められるのは言うまでもなく、先ほど述べたウェディングドレスに関する知識をはじめ、和装やヘアスタイルといった「花嫁づくり」のスキルと、その一方で会場の設営や演出に関する「結婚式場づくり」のスキルです。

こうしたスキルは資格を要するものではありません。そのため、医師や美容師などのように国家資格がないと職に就けないということはなく、資格はブライダルプランナーとしての仕事に必要なスキルを証明する手段であると考えるのが妥当です。 総合的な知識を証明する資格としては全日本ブライダル協会の「アシスタントウェディングプランナー」という資格があります。それに付随する個々の業務に役立つ資格としては、「日本メイクアップ技術検定」などが挙げられます。

結論:最も必要なのは提案力、そしてその裏付けとなる知識と経験

それでは、結論です。 結論として、ブライダルプランナーとして成功するには何が必要なのか?という問いに対しては、ここで何度か述べた提案力に尽きると思います。お客様が持っている要望やイメージを具体的な形にするには、知識と経験に裏づけられた提案が必要なのですから。せっかく持っている提案をしっかりと伝えるためのコミュニケーション能力も、もちろん必要です。

大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校のブライダルワールドは、こうした実践の場で役立つスキルに力を入れたカリキュラム構成となっています。メイクや会場づくりなど細かい知識も大切ですが、本当に必要なのはそれらの知識をいかして素敵な企画を提案し、それを伝えることです。

これは才能ではなく、努力によって伸ばすことのできる能力です。学校のカリキュラムではもちろんのこと、日々の心構えで「デキる人」は作ることができるという意識を持ってほしいと思います。