観光業界のお仕事

大好きな旅行を仕事にすると、こんなに幸せになる3つの理由

トラベル業界には、やはり元から旅好きだったという人が多くいます。好きなことを仕事にできることの素晴らしさは言うまでもありませんが、トラベル業界は他の業界よりもそういう人が多いように感じます。 元から旅好きだった人が念願のトラベル業界で活躍するようになると、3 つの幸せがあると言われています。その 3 つの幸せを 1 つずつ見ていきましょう。

トラベル業界に就職するには、何よりも即戦力となるスキルとホスピタリティを身に付けることが大切です。

幸せその1 仕事とは言え、色々なところに行ける

大好きな旅行を仕事

旅好きな人というのは、旅が好きというだけでなく「ジッとしているのが苦手」という人も多いんです。デスクワークで毎日パソコンの画面とにらめっこというのが苦手な人にとって、仕事だったとしても旅行ができることは大きなメリットです。実際にツアコン(ツアーコンダクター:添乗員)をしている人に聞いても、常に色々なところを動き回っていることが好きなので、そこが自分の仕事の一番楽しいところだという話でした。 仕事柄、同じところに何度も行くことがあります。旅好きな人というのは同じところに何度行っても新しい発見をするのが得意なので、行けば行くほどその場所の魅力をうまく見つけます。そして、その魅力をお客様に伝えることができれば、お客様にとっても旅行がもっと良いものになることでしょう。

仕事で色々なところに行けて、そこで感じたことをお客様に伝えることで喜ばれるのですから、やはり旅好きな人にとっては天職ですね。

幸せその2 自分の旅スキルが仕事に反映される、旅スキルがさらに磨かれる

旅行が好きな人は自分で交通手段を探して宿を手配して・・・という作業を全く嫌がらず、むしろそういう作業が好きという人も少なくありません。単に安く予約ができたというだけではなく旅の目的や同行者に合わせたテーマを設定やアレンジができたり、自分なりの工夫に喜びを見いだすことができる、そんな人たちを「旅の達人」と呼んでいます。そんな旅の達人が、自分の持っている「旅のスキル」を仕事に反映できるのは素晴らしいですね。しかも、旅行会社に就職をするとプロが使う予約照会端末などと接することが多くなります。それ以外にも、業界内だからこそ知り得るようなおいしい情報もいっぱいです。ただでさえ旅の達人なのですから、そういう情報や旅のテクニックを知ることで、その達人レベルはもっと磨かれていくことでしょう。

実際、トラベル業界で働いている人の多くは、仕事で知った情報をうまく使って自分や家族の旅行に活用しています。旅好きな人にとっては、とても素敵な役得ですね。

幸せその3 お客様の笑顔、「ありがとう」の言葉

ここまでは旅好きな人が感じられる幸せでしたが、最後にやはり外せないのが、仕事をしていく上での充実感です。トラベルの仕事はお客様にとって大切な思い出に関わるものです。自分が企画した旅行、または添乗した旅行のお客様がとても楽しそうにしている姿を目の前で見たとしたら、どうですか?思わず自分までニンマリしてしまいますよね。お客様の心からの笑顔と「ありがとう」は嬉しいだけでなく、仕事への誇りをより一層感じることができます。

あるツアコンの話をしましょう。初老の夫婦が旅行に参加されたものの、どうも直前に喧嘩をしたのか、もともとそれほど仲が良くないのかは分かりませんが、あまり楽しそうにしていなかったそうです。そこでお声をかけたりして、お二人に仲良く楽しんでいただけるよう気配りをすることで、だんだん夫婦の顔つきが楽しそうになっていくのが分かりました。美しい風景や美味しい食べ物との出会いがともなってのことですが、後半では手をつないで歩いていたというのですから、これこそ旅の醍醐味ですね。最後にはその夫婦から「あなたのおかげで楽しい旅行になりました。ありがとう」と声をかけてもらったそうで、その時のことは数年経った今でも忘れられないと語っていました。

この幸せ感は、トラベルの仕事をしているからこそ得られるもので、頑張った自分へのご褒美としては最上級のものだと思います。

旅を通じて夢を売るのがトラベルの仕事

人にとって旅行は夢であり、生涯に残る大切な思い出です。トラベルの仕事はそれに直接関わるので、夢を売る仕事だと言っても良いでしょう。もちろん仕事なので楽しいことばかりではありませんが、これだけ多くの人がトラベル業界で活躍し続けているのは、この仕事に夢を感じている人がそれだけ多いということです。

大阪ホテル・観光&ウェディング専門学校の「ホスピタリティ総合コース」は、トラベル業界で活躍するために必要なスキルを磨くための場所です。将来必要になるスキルは学校で身につけることができますが、「夢を売りたい」という熱い気持ちは自分で作るものです。旅行業界の発展のためにも、こういう熱い気持ちと自信にあふれるトラベル業界人になってほしいと思います。