貨物を預かる受託業務、積載計画（ロードプラン）の作成、関係部署や取引先との調整、輸出入書類の確認などを行います。具体的には、送り主から届いた貨物の重量や内容の確認、温度管理や危険物など特別な条件がある貨物の振り分け、予想重量や重量バランスの計算、積み付け指示など、業務は多岐に渡ります。貨物がどの便でどのように運ばれるかを管理し、輸送全体を統括します。

空港内にある倉庫（上屋）で、貨物の取り卸し、受託、仕分け、検量、スキャンによる内容確認、危険物チェック、保管などを担当します。航空機に載せるためのコンテナ（ULD）やパレットへ貨物を積み付ける「ビルドアップ」も重要な業務です。温度管理が必要な貨物、壊れやすい貨物、動物輸送など、扱う品目も幅広く、正確さと丁寧な作業が必須となる業務です。

倉庫で準備された貨物を旅客機やフレイター（貨物専用機）へ積み込む最終工程を担います。フォークリフトやドーリー、貨物専用のハイリフトローダーなど特殊車両を使い、コンテナやパレットを機体まで搬送します。その後、ロードプランに従って所定の位置に貨物を搭載し、機体の重量バランスを守りながら安全に固定します。天候の影響を受けやすい屋外での業務でありながら、運航スケジュールに合わせて正確かつ迅速な作業が求められます。

貨物や積載に関する作業を正確に行う力が大切です。航空機に搭載する貨物は重量やサイズ、バランスが安全運航に直結するため、積載位置や重量計算を誤ることは許されません。また、危険物や温度管理が必要な貨物、壊れやすい貨物など、条件に応じた取り扱いルールを守ることも重要です。倉庫での仕分けやスキャン確認、積み付け時も正確さが求められます。ミスを防ぐために、手順を順守し、細かい部分まで注意を払う集中力と確認力も必要になります。

カーゴ業務はオフィス、倉庫、搭載現場が連携して初めて成り立つ仕事です。各部門のスタッフと情報を正確に共有し、指示や報告をスムーズに行うコミュニケーション能力が重要です。また、急な変更や問題が発生した際にも、チームで協力して柔軟に対応する力が求められます。国際貨物を扱う場合は英語でのやり取りも必要となることがあります。安全で効率的な作業を実現するためには、チームの一員として責任を持ち、協調しながら業務を遂行できる能力が欠かせません。

倉庫での仕分け作業や航空機への搬送作業など、部署によっては体力を必要とする業務が多くあります。フォークリフトやドーリー、ハイリフトローダーなどの特殊車両を操作する技術も求められます。効率を考慮しながらも、迅速かつ安全に作業を行う体力と集中力が不可欠です。また、貨物の破損や積み付けミスを防ぐため、注意力と慎重さを維持しながら作業を行う必要があります。