Special

School 業界スペシャルインタビュー

新郎新婦さまのハッピーのために。
人の人生に関わる素晴らしい仕事。

member
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ
ウェディングアドバイザー
有賀 明美さん

型にはまった結婚式が一般的だった中、「結婚式にサプライズ」という新しい概念をつくりだした「オリジナルウェディング」の先駆者で業界のカリスマ的存在。これまで19年間に渡り1,000組以上の国内外のウェディングを監修。石田純一さん、オリエンタルラジオの中田さん、サッカー選手の中村俊輔さんなど多くの有名人の担当をしている

株式会社メイション
ブライダルプランナー
2017年卒 濱上さん
舞子ホテル
ブライダルプランナー
2017年卒 田中さん
株式会社LLB
ブライダルプランナー
2017年卒 堀江さん
株式会社テイクアンドギヴ・ニーズ

ハウスウェディングのパイオニアで、全国に式場を展開する業界最大手企業。
「人の心を、人生を豊かにする」を企業理念に、オリジナルウェディングを提供する。

堀江
自分でも驚くほど毎日が楽しくて、「休みたい」と思ったことがないんです。ブライダルの仕事に出会えて良かったです。
田中
一生懸命考えたアイデアを「いいですね!」と気に入っていただけるとすごく嬉しくなります。ただ、間もなく独り立ちをするので不安もあります。これまでは先輩と一緒だったので……。
有賀
新郎新婦様が求めているのは、みなさんが1人の人間として共感したり眼を輝かせることですから、「楽しい」という気持ちがあれば大丈夫ですよ。 私も初めてのお客様のことはよく覚えています。不安もありましたが、一生懸命さは伝わったのかな。 「有賀さんが担当でよかった。愛を感じました。素敵なプランナーになってください」とメールをいただいて、いまも励みになっていますね。
濱上
私は新規でいらしたお客様の担当なので、引き継いだスタッフがお客様から感謝されている様子を見て、「私のやりがいって?」と思うこともありました。 でも、“唯一の私”として向き合う接客を心がけたら、ある方が「お話しできて楽しかったです」とおっしゃって、お知り合いも紹介してくださったんです。
有賀
それはすごい! 新郎新婦様は幸せだけど、不安も大きいはずです。濱上さんはそんなお2人が最初に出会う唯一無二の存在ですから自信を持ってくださいね。
濱上
はい。ありがとうございます。

堀江
私は通勤途中にお2人が好きな音楽を聴いたりしています。
有賀
私も同じことをしていますよ。お2人の世界に飛び込んで心の扉を開いてもらう。それがこの仕事の醍醐味だと思うんです。 若い頃は気の合う友だちとばかり過ごしがちですが、「合わないかも」という人にも話しかけてみましょう。「話題は?」「いま話しかけていいの?」と考える経験がきっと役に立ちます。
私は “心の温度”が上がる言葉をドリームワードと呼んでいます。 例えば「どんな方を招待するんですか?」「サッカー仲間です」という会話で新郎が笑顔になったら、「サッカー仲間」がドリームワードで、「でしたらこんな演出はどうでしょう?」と話題が広がります。 “心の温度”に敏感になれるといいですね。
田中
私は新郎新婦様の前では笑顔を心がけています。ただ、「本当にこれできるのかな」と、実は不安なこともありますね。
有賀
不安を見せない姿勢は素晴らしいですね。新郎新婦様がハッピーでいることが何より大切ですから、まずは「大丈夫」とお答えして、裏でみんなに助けてもらえばいいんです。
それから、みなさんには自分にしかない“武器”を見つけてほしいな。絵が得意なら式のイメージを絵でお伝えするとか、何でもいいんです。「私にできることは?」と常に考えてみてください。
濱上
聴覚障害をお持ちの新郎新婦様に、学校で習った手話で自己紹介したらすごく喜んでくださいました。これも武器になりますか?
有賀
とても素敵な武器ですよ。せっかく学校できっかけをもらったんだから、手話を極めてみるといいかもしれないね。
堀江
学校ではいろいろな会場を見学したり、アイテムや装飾作りも経験できて本当に勉強になりました。私はブーケや会場の装花も担当しているのですが、これも授業が役立っています。
田中
私の武器は……、ちょっと思いつかないです。
有賀
これから作ればいいんですよ。私もこれというものがなかったので、逆に「何でも屋」になろうと決めてどんな仕事でも引き受けていたらいろんな経験ができ信頼感を得ることができました。

堀江
海外でブライダルの仕事がしたいです。ただ、いま働いている京都では和装の結婚式が多くて、最近は日本の伝統的な結婚式の良さを広めたいという気持ちも芽生えてきました。
濱上
予算などさまざまな理由で悩んでいる方のお手伝いをして、より多くの方に結婚式を挙げていただきたいです。以前のように、あたりまえに結婚式を挙げる文化が根付くといいなと思いますね。
田中
私も結婚式の素晴らしさを知ってほしいです。私より若い世代には結婚式に参加したことがない人も多いと思うので、機会があればぜひ参加してほしいですね。
有賀
私がお手伝いをしたご夫婦が結婚10年目、15年目を迎えているんです。 結婚式のあり方は時代とともに変わりますが、「ありがとう」「愛してる」を言葉で伝えるという意味は変わりません。 欧米には熟年夫婦が改めて愛を伝えるバウリニューアルというセレモニーがあるんです。 家族としての「ありがとう」「愛してる」を伝えるこのセレモニーを日本に広げたいと思っています。

田中
長い時間をかけて一緒に相談をしたお2人の笑顔をいちばん近くで見られるこの素敵な仕事をぜひ目指してほしいです。
堀江
他人への思いやりを大切にすれば、きっとプランナーになれると思います。頑張ってください。
濱上
ブライダルへの憧れを持ち続けてほしいです。それから、素直にいろんなことを吸収することも大切だと思います。
有賀
うん、素直さは大事ですね。 「ウェディングプランナー」という言葉が生まれて20年も経っていませんが、これほど誰かの心に向き合い、その人生に関わる仕事は他にありません。 さまざまな愛や絆に出会うと、自分の心も豊かになります。多くの人にこの仕事を目指してもらって、豊かな人生を送ってほしいですね。